「阿修羅城の瞳」今観てきた!

ちなみに音楽編集が浅梨なおこさんだったり。


感想。
映像に関しては近年のSFX時代劇物と同じ空間の狭さを感じる。セットそのもののスケールの小ささと同じセットの使い回しという意味の2点において。
舞台の映画化という事でそれを舞台風の演出だと言うような評を見掛けた気がす、は言い様としか思えない。
特撮のセンスも如何な物か。後半の顔の合成なんて何十年前のアニメのマネですかと言いたくなるほどにダサダサ。
この映画の魅力は主役の染五郎の濃い芝居。それとバテレンという言葉が似合う雰囲気の菅野よう子の音楽。
コーラスとアクションは相性がよい。それだけで燃える。もっと殺陣を(殺陣に?)シンクロさせたいというのはあるが。
それ以外も和のようで和でない怪しげな雰囲気が凄く良かった。挿入歌は英語(?)だしね。EDのSTINGの「マイファニー・バレンタイン」は菅野よう子ではない訳だが、それとの相性も良く、取って付けたような感じは微塵もない。
ここ数年の菅野よう子のサントラでは一番好きかもしれない。例の件は関係ない。だって攻殻Sの“サントラ”はどれも好きじゃないのだから。
例の件が正しいとしての感想。
喩えると作曲はしたけど編曲が違う人って感じか。それっぽさも感じるが、違うよね、やっぱりと。最後まで関わってたらこんなフェードアウトは絶対しないだろうとか思ってしまったりする訳さ。