前日の続き。

リニアPCMとかDTSを突っ込むと画質が低下ってのは重々承知。
画質を低下させてまで高音質にする必要性があるかどうかなんてのは、主観の問題。
別にイノセンスのDVDをフルレートのDTSにしろなんて話ではないのですよ。
その低下の原因は、DVDの容量でなくて転送量ではないのかと言いたいだけで。
そもそものインタビューはDTS不要論ではなくて、正確にはDD5.1chすらもな話。
手元に本もないまま書いてたんだよな、記憶を元に。…おみの書き方に問題か。
という事で引用。

「頼むから5.1chとかDTSとか入れるの止めて」って言って(笑)。画の縦方向のレートがどんどん下がっちゃう(笑)。

これに対する注釈が以下。

DTS音声などを入れるとDVDのメディア容量が圧迫され、そのしわ寄せ画像に来て画質が落ちる可能性がある。

インタビュー内にも縦方向のレートって書いてるのです。
この縦方向のレートってよく画質チェックの時に出てくる折れ線グラフで言う縦方向ですよね?
DVDの転送レートをフルに使い続けても2時間は入ったはずだし。
PCにDVD突っ込むと分かると思うのですけど、DVDの容量使い切ってる作品って少ないじゃないですか。
片面2層だけど使ってる容量は片面1層以下の詐欺みたいなDVDもあるし。*1
リニアPCMで2話収録のTVアニメが2.5GB程度だった時には驚いたりもした。


個人的には今はDTSよりもドルビーデジタルのビットレート上げて欲しいと思ってたりします。
D-VHSのセル規格である所のD-THEATERの様に448kbpsよりも高い数値のドルビーデジタルの採用。
完全にDVDの規格外になっちゃうから無理ってのは分かるんだけど。
比較しようがないから分からないけど、DDとDTSを同じビットレートにしたらDDが勝つと思うのだ。
誰か試して欲しいー。

*1:具体例を挙げるとパニックルームの通常版。北米の通常版はスーパービットだったというのに!