スカイ・クロラ

感想らしきもの。まだ劇場では観ていない。
誘われて行った、先月のジャパンプレミアで観たっきり。
感想としては「…アレ?」というのが一番近い気がする。
監督の言う“若い人”にはもう自分は入ってないという事なのか。
何もおみの心には届きませんでしたよ。永遠の16歳なのにな!
2時間がつまらないことはないですが、おもしろくもなかったと。
表面上の押井的じゃななさと世界構造の押井っぽさを分析する。
そんな見方をして映画がおもしろい訳がないのです。
でもあの映画の主人公達に感情移入しろと言われても無理。




観ている最中に思ったのはエロゲのパッケージに書いてある注意文。
「この作品の登場人物は全て18歳以上です」的な。
見た目は子供みたいだけど、ちゃんとオトナなんだよ?
だから酒もタバコもセックスもいいんだよ?
子供のままだとか言ってますが、何が子供のまま何でしょうか。
キルドレの一人は子供まで産んでる訳じゃないですか。
彼らの言う所の子供というのは何?
ちゃんと仕事もしてるし、子供も産んでる。
何を持って子供と言ってるのか。見た目だけじゃん。
はっきり言ってキルドレの設定の必要性が分かりません。
永遠に生き続けるパイロットでは何故いけないの?


もしもそれを肯定的に捉えるなら。
子供のままで永遠にというのをアニメキャラのメタファーだと思ってみる。
そんなオタク批判的な映画だったらそれはそれで嫌。


現時点では押井作品で一番楽しめなかった作品です。
おみが観たジャパンプレミアは上映環境がよろしくなかった。
次にそれなりの環境で観れば印象が変わるかもしれません。
環境が悪くても、おもしろいものはおもしろいが持論です。
ちゃんとした環境でないと楽しめない映画は要りません。


次も観て、ネガティブな感想だったりするのが嫌で観に行くのが怖い…。